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| 電気容量変更はいくら?〜快適電気ライフを | 
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| お宅の契約電気容量はいくらですか? 現在の一般住宅であれば30〜50A程度でしょうか。中には一人暮らしなのに60A契約している私の友人もいます。
 ブレーカーが頻繁に落ちたりしなければ、現在の契約容量で十分でしょう。
 しかし、今でも頻繁にブレーカーが落ちたり、新たにエアコンや電磁調理器など大きな容量の機器を増設する場合は、
 契約電気容量変更工事も必要になるかもしれません。
 
 では電気容量変更工事とはどのようなものなのでしょう?
  
 
              
                
                  | 契約容量 | 引込線 (単相3線式20m以下の場合)
 | 屋内幹線 (単相3線式CV線使用時)
 | 契約 |  
                  | 30A | DV3.2mm-3C | CV3.5mm2-3C | 従量B |  
                  | 40A | CV5.5mm2-3C |  
                  | 50A |  
                  | 60A | DV14mm2-3C | CV8mm2-3C |  
                  | 80A | CV14mm2-3C | 従量C |  
                  | 100A | CV22mm2-3C |  
                  | 150A | CV38mm2-3C |  上の表のように、電気工事と言うものは大体「こうしなさい!」と言うものが決まっています。
 使用する電気が多ければ多いほど、電線の太さを太くしなければならないからです。
 
 例えば電話で「30Aを50Aにしたいんだけど、いくらかかりますか?」と聞かれても正直現場を見ないと分かりません。
 現在30A契約だけど、主幹ブレーカーは50Aが付いていて屋内幹線もCV5.5が使われているとなると、
 リミッターを50Aのものに交換するだけで工事は済みますので、金額的には5,000円程度で済みます。
 逆に50Aを60Aへ容変する場合、リミッター、主幹ブレーカー、引込線、幹線の張替えと15万円位かかることもあります。
 
 ポイントは、
 (1)引込線は大丈夫か?(単相2線か3線か?電柱からの距離はどの位か?引込線の太さは適しているか?)
 (2)屋内幹線は大丈夫か?(単相2線か3線か?幹線の太さは適しているか?)
 (3)分電盤の主幹ブレーカーは大丈夫か?(契約容量と合っているか?)
 
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            | コンセント増設しよう〜容変してもブレーカーが落ちるぞ | 
          
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            |  再び電灯盤の絵です。 
 さて容量変更も済み、(1)のリミッターも(2)の主幹ブレーカーも大きくなりました。しかしこのままでは家全体で使用できる電気は多くなりましたが、(3)子ブレーカー1つ辺りの使用電流は以前と変わらず20Aのままです。
 
 そこで増設したエアコン等の機器用に、または頻繁に落ちていた回路を調査してコンセントを増設しましょう。(3)子ブレーカーを増やして、そこから新たに電線を引いて、使いたい場所にコンセントを作ります。
 
 電子レンジ、エアコン、電磁調理器など明らかに電気をたくさん使うものや、冷蔵庫のように知らない内にブレーカーが落ちていると、トンでもないことになってしまうような機器には専用回路を引いた方が良いでしょう。
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